結束バンドに対する需要が最近急速に伸びています。
それは、柔らかい素材であるにもかかわらず、一旦締めたら普通の人には絶対に緩めることができず、しかも100本単位で100均で販売しているからです。しかし、その利便性の裏で危険な使用をしている事例も多くみられます。子供に対する親の虐待が増えていますが、なかなか中学受験の勉強をしない子供の腕に結束バンドを巻いて、それに紐を通して机の空いている穴と結びつけて机から離れられなくする使用法をした親がいます。
しつけと称して、幼児の手足を結束バンドで縛ってお仕置きをするのに使用した若い親もいます。保健所では、捕獲した猫や犬の個体識別をするために、首輪代わりに結束バンドを使用して、それに識別番号を書いた付箋をぶら下げるという使用法をしています。兄妹喧嘩でも結束バンドが使われ、片方が窒息で死にかけたという事例も発生しています。いろいろ問題がある商品が世に出たものですが、もちろん便利や使いか方があるのは事実です。
部屋干しにするために部屋の中に物干し竿を張ろうとして、両側をバンドで輪っかを作って下げたとか、マンションでも鯉のぼりや祝日の日の丸を掲げることができたとか何かをしっかりと固定する、もしくは重たいものを吊り下げるといった便利な機能があります。これなら力の弱い女性であっても、昔のように紐で縛ってはほどけてしまうといったもどかしさを感じることなく、簡単にキュッと締めて固定させるということが可能になりました。一旦締めたら緩まないですが、挟み(ちょっと強力なタイプ)で簡単に切ることができます。