配線ダクトはシンプルな見栄えのタイプが多く、屋内外のケーブルをガードすることに特化しているので、敢えて目立つことが無いように製品化しているものです。
ホワイト系やシルバー系などが主なカラーになりますが、設置場所によっては無機質な状態では場にそぐわないという場合もあるのではないでしょうか。普通のオフィスで使う分には何ら問題は無く、シンプルな見栄えの方が環境に適していると言えますが、店舗系や一般的な家屋内でもクロスや天井にこだわりのカラーに統一している際には、グレードアップさせる方法も存在します。
誰でも簡単に作業を行える方法はラッピングを活用するとお好みの見栄えに変化させられます。一般的なホームセンターを利用すると、カッティングシートが販売されていますが、この素材は平らな面に貼り付けるものなので、曲面や曲がり角には向いていません。ラッピングシートの場合は熱を加えると伸びる性質があり、ネット通販から探した場合は、非常に多くのカラーや柄物から選び出せるメリットもあります。配線ダクトは細めの本体になるので、ラッピングシートを用いてグレードアップする際にも必要メートル数は少なくても済ませられる範囲が殆どです。
一つの事例として50㎝×150㎝で販売をしているラッピングシートの場合で、用いる配線ダクトの見える場所のコの字型の面のサイズが合計で8㎝程度という場合では、購入したラッピングシート1枚で9mもの長さに貼り付けできる計算になります。グレードアップを期待するには、壁に合った色を選択する他、角度により見え方が変わるカメレオンタイプ、パール色、カーボン柄などもあり、メタリック系のシートも販売されているのでグレードアップには役立つアイテムです。質感を重視する際には、木目調やスエード調などを購入する方法もあり、ECサイトから探してみると他にも新発見できる可能性は十分にあります。