配線ダクトはバラバラでむき出しの配線を綺麗にまとめる役割があり、屋内の美観を良くすることにも役立ちます。
もちろん、断線してしまうという被害から守ることも機能性には優れていますが、屋内をすっきりとした状態に施すには最適な道具です。普通の配線ダクトでも利用することで十分に美観を保てますが、普通以上のレベルまで仕上げたいという場合は少しの作業を行えば、更に美観を高めることは可能です。
最も手早い方法ではラッカースプレーなどを用いてペイントする方法です。配線ダクトは樹脂製か金属製に分かれていますが、どちらもペイントは簡単作業で済ませられます。特に屋内使用に限定している場所では価格の低いラッカースプレーでも問題はありません。一般的に工業製品に対して用いるスプレーは油性が主流になりますが、屋内使用の場合は水性のスプレーでも摩擦は起きない道具なので、DIY向けに色の選択肢が多い水性塗料から選ぶと色合わせがしやすい傾向にあります。
水性塗料の場合はシンナーを用いていないことから、室内には向いている種類とも判断できます。配線ダクトの美観を高める際に、色合わせだけではなく質感も重視したいという際には、糊付きで販売されているクロスを貼り付ける方法も便利です。クロスはホワイト系が多いものですが、貼り付けを行った後にスプレーでも缶塗料を用いて刷毛塗りを施しても、綺麗に仕上げられることが特徴です。クロスは下地塗料を必要とせずに塗膜を乗せやすいメリットもあります。